終章・あしたも、あさっても。

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   えっと。  今の情報量、とんでもなくないでしょうか……。  それがスラスラ出てくる岳さんに、目を丸くした。普段から物知りだなーとは思ってたけど。  あたしのビックリなんてどうでもいいのか、岳さんは力説する。 「NASAあたりに行きゃ、データだけは全部ありそうじゃないか?  組織の性質的に、職員全員の性格テストや血液サンプル取っててもおかしくないだろ?  まあ、これは映画の観すぎかも知れないけど」 「う、うん」 「そんだけデータがあるとしてだ。アメリカ人は血液型になんか興味ないから、そこで統計出してみる、って発想すらないと思うんだよな……ああ、もったいない」  後半はほとんど想像だって言うのに、言われてみれば根拠のある学問に発展しそうだ。 .
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