終章・あしたも、あさっても。-4

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   この本の初版が発売される年の夏、ちょいと世間を騒がせてしまいました。  前述の通り、作品にイメージはつけたくないという考えから、  あまり人前に出たくない……と思っていたんですが。  出れば作品がもっと色んな人の目に触れる、  という考えを与えてくれた方に従って、  断らないようにしてみました。  そうしたらやたら若い女の子に声をかけられるようになって、  まあ正直悪い気はしませんでした。  男は基本、どこかでモテたがっているもんですし、  自分も例に漏れず(笑)。  しかし、そのおかげで騒ぎは広がったわけで……  どれもこれも自分の蒔いた種というやつで。  どこでしくじったかな、と悩みに悩んだ数ヶ月でした。  その間、何かを得たり失ったりの繰り返しで、  それがなんだったかな、と弱ってしまったりもして、  自分を見失いそうでした。 .
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