14人が本棚に入れています
本棚に追加
レビューしてて思うこと
ちょろちょろとレビュー依頼があったので、私もちょろちょろとレビューをしてたのですが、そこで気になったあれこれを箇条書きにしてみたいかな、と思います。
●読者の多くは最初だけ読んで後は読まない。冒頭には読者を引きつける工夫をこらせ。
●設定資料を読者に読ませるな。作品内で物語として表現せよ。
●作品に「主人公」を作れ。一人でなくとも二人や三人、百人でもいい。ただし彼らは平凡ではあってはならない。一人一人、読者の心が惹かれる何かを作れ。
●日常は物語にならない。どんな「日常もの」も、若干の変化と演出がある。
●自己陶酔をするのはけっこうだが、読者を意識しろ。自分だけが楽しむためならネットで公開するな。
●物語に起伏をつけろ。
●「伝えた」は「伝わった」にはならない。情報を列挙するのではなく、それが読者のストレスにならないよう気を配れ。
●説明ではなく描写をしろ。説明のみでは戯曲である。
●「ドラゴン」や「エルフ」など、それだけしか書かないのは説明にはならない。「質感、大きさ、特徴など」説明することは山ほどある。
●そのエピソードに「意味」はあるか。無ければただの蛇足である。
●その描写に「意味」はあるか。同上。
●「視点の細かい移動(Aという人物の視点だったのに、次の瞬間にはBの視点になる)」や、「登場人物がまとめて出てくる」は漫画やドラマの手法である。小説においてそれらはただただ読者を混乱させるのみである。
●ファンタジーを書くなら、最低でもA4用紙で4,5枚(両面)ほどの設定を練る必要がある。ファンタジーを書くということは、一つの「世界」を作ることと同義だ。
●バーチャル、バンド、自衛隊など(なんでもよいが)題材とするものがあったらしっかり下調べを行え。図書館や論文、現地調査や聞き込み。何も行わず書き出すのは、怠惰である。
●作者自身が深く考えていないことに読者は一瞬で気付く。物語を練ることは難しいことである。
ふう、色々書いてすっきり。
今忘れているだけで、書き残していることはまだあるんでしょうが、ひとまずこの程度にしておきます。
「だったらお前はどうなんだ」と言われそうですが、言われたときに考えます。
最初のコメントを投稿しよう!