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ケータイ
ケータイ小説、なんて言われたりしますが、今はもう「ケータイ」という言葉は使われなくなりつつありますよね。
みんな言います。「スマホ」「スマホ」。
そもそも「ケータイ」って「携帯電話」の略ですが、今の時代、携帯できない電話なんてほとんど使われなくなっているのではないでしょうか。何より、今のスマホさえあれば何でもできます。
おやおや。
ということはスマホを持つことでテレビや本棚なんかも携帯できてるということになるのでしょうか。
何でもかんでも携帯できてしまうと、今度は逆説的に「携帯」という言葉がなくなるかもしれませんね。何しろ、「携帯しているのが当たり前」の世の中であれば、「携帯」という言葉は使いませんし。
しかしながらケータイ、それもガラケーが消えていくのは悲しいものがあります。
ガラケーって、見栄えが良いですよね。
折りたたまれているあれを片手で開く。
なんかかっこいいじゃないですか。
ガラケーだっていいとこはいっぱいあるんですよ。
たとえばボタンが立体である、ってこと。スマホになって押し間違いが格段に増えた。それに、よそ見をしながら文字を打てない。
あれやこれやは実はガラケーだからこその所行だったんですよね。
じゃあスマホのメリットって何だろう。
アプリの充実?
いやいや、それは単にガラケーのアプリが整備されてないだけでしょう。
画面の広さ?
それだって、電池の消耗の早さと表裏一体です。
なんだか、スマホの良さがわかんなくなってきましたね。
もしかして、単に「みんながスマホに変えているから」みんなスマホに変えているだけかも。
「えぇー、まだガラケーなのー? だっさーい」
もしかしてその台詞ってステマだったのかな-。
あと五年後、みんなガラケーを使うようになってたら面白いね。
「えぇー、まだスマホなの-? だっさーい」
そんな台詞を聞くことはあるのかな。
なんて思ったり。
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