256人が本棚に入れています
本棚に追加
「神輿とはえらいいわれ用だな・・・ただでさえ、あんなに打たれてヘコんでる
っていうのに・・」
「あんなくらいでヘコんで、どうするのよ!
大体ね、叩けばホコリ出るのは、イノーマンの方だからね。
私は、声が大きいからって、吠えまくって我を通す人大っ嫌いなの。うちの会社
は昔からそう。
正しいことよりも声の大きい人の話すことが正しいとされるの。
典型的な男社会。 昔は・・・・」
ここまで来ると止まらない。ここから、私が女性だけのプロジェクト立ち上げ
て・・ああだ、こうだと 自分がいかにすごいことをやってきたかの
自慢祭りと他人への誹謗中傷
大会が始まるのだ。
・・これさえなきゃいい女なのにな・・部下もついてこなくなるわけだわ・・
と、竹下はいつものことだと思いつつ、心の中で呟いた。
しかし、竹下は、このコワモテキツキツ女が、従順で甘えん坊なM女に
変貌することを知っている唯一の男である。
そのGAPがたまらなく竹下の性癖を刺激するのだ。
夏美の機関銃トークのボリュームが大きくなればなるほど、周囲はこちらを
チラチラ見やるが、見られれば見られるほど、竹下は興奮してきた。
屈折した性的感情が、じわじわと高まってきた。
「わかった。夏美、そこか先は部屋で聞こう。ちょっと待ってて。ブッキングしてくる。」
部屋で、、と聞いた瞬間に機関銃トークはなりを潜め、夏美は落ち着いていく
とともに、「女」の顔になっていった。
最初のコメントを投稿しよう!