1、僕の証と君の笑顔

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 そんな日常の中でさ、君は突然現れた。  赤色リボンの制服着た女の子。  今日も誰も聴いちゃくれない、そう思っていた僕のギターケースの傍にちょこんとしゃがみ込んで、嬉しそうに笑った。  僕の歌を聴いて、嬉しそうに笑ったんだ。  だから僕は、いつも以上に一生懸命歌った。  次の日も君はやってきた。  何も言わない、ただ嬉しそうに歌を聴いているだけ。  その次の日も、そのまた次の日も。  なあ、それが一体どれくらい幸せをくれるものなのかって、君は分かっているのかい?  僕は嬉しかったけれど、涙で声が引っくり返るのを堪えるので必死だったんだよ。
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