第2話

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もうおしまいだ、と、頭の中で考える。 悟史くんは、俺なんかより、ずっと優しそうなあの男のほうが良くなったんだ、と。 こんなことなら、無理矢理にでも悟史くんを抱けば良かった。 もっと深い絆があったなら。 もっと、悟史くんのことが理解出来たのかもしれない。 後悔ばかりが襲ってきては、何度も悪夢を見た。 そして、俺は、耐えられなくなり、悟史くんを呼び出した。
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