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一人の男が立っていた…
壁は崩れ、地面は男を中心にクレーターができ、周りには数多の武装した人間が転がっていた。
「俺も嘗められたもんだ。こんな奴等でこの俺を殺そうなんてよ…」
男、カズマは呆れた顔をしながらこの場を離れる。
そして、カズマの表情が変わる…
「絶対に殺してやるぞ……御中広人ォッ!!」
その顔は、怒り、憎しみ、恨み全てが含まれていた…
一人の男が立っていた…
男は190センチはあるであろう背丈で、眼鏡をかけており、髪は真っ白、服も真っ白、靴も白で統一された服装で、何とも言えないような笑みを浮かべていた。
自分の後ろに、五人の少年少女を引き連れながら。
「さぁ早く此処へ来いカズマ。そして、私を楽しませろ!」
島に一つしか無いビルを見ながら、男『御中広人』は笑っていた…
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