0人が本棚に入れています
本棚に追加
~買い物から帰宅~
陸“奈津美…。明日から入院だよね?”
奈津美“うん。”
陸“俺…有給休暇とったから。”
奈津美“え!?なんで?”
陸“いや…。家に誰かいなきゃだめだろ?”
奈津美“確かに。”
陸“あと、犬飼わないといけないし。”
奈津美“犬?本当に飼ってもいいの?”
陸“うん。”
奈津美“ありがとう。陸。”
陸“っていう前に…犬は飼ってる。”
奈津美“え?!うそー?可愛い…。”
陸“だろ?”
奈津美“うん。”
~入院生活スタート~
〔奈津美side〕
はぁ。今日から入院かぁ。陸大丈夫かなぁ?まぁ、料理のレシピと洗濯の方法のメモはおいてきたから。大丈夫かな。
でも、心配だな…。大丈夫か。何とかなると思うし。
〔陸side〕
家に帰ってきたら、1通の手紙とメモと料理のレシピが書いてあるノートがおいてあった。メモ…。洗濯の仕方かぁ。奈津美は心配性だからなぁ。レシピのノートにはぎっしりとレシピが書いてあった。最後は、1通の手紙。
(手紙)
《陸へ♪》
〔おかえりなさい。奈津美がいない間、ちゃんと料理と洗濯しといてね。
あと、部屋の片付けもよろしくね。
愛してます。 奈津美〕
~病院にて~
陸“奈津美…。来たよ。”
奈津美“あっ!おはよー!”
陸“朝から、辞めてくんない?”
奈津美“え?!なんで?”
陸“その笑顔反則!”
奈津美“もー!”
陸“検診は順調?”
奈津美“うん。立ち会い出産するか話し合ってくださいって言われた。”
陸“奈津美が立ち会い出産して欲しいならするよ?”
奈津美“して欲しいに決まってるじゃん!”
陸“予定日いつなの?”
奈津美“明日か、明後日。”
陸“まぢか。”
奈津美“たぶんね。”
陸“明日は、会社に出勤なんだよな。”
奈津美“大丈夫だよ。たぶん、午後に陣痛くると思うし。”
陸“解った。会社からそのままくるわ。”
奈津美“うん(泣)”
陸“泣くな…。もー!!”
奈津美“不安なんだもん。先生に、もしかしたら自閉症の子が産まれるかもって言われてるから…”
陸“大丈夫だって。俺たちの子には変わりはないんだから。”
奈津美“うん。”
陸“じゃあ、帰るな。”
奈津美“うん。ばいばい。”
陸“やっぱり、泊まってく。”
奈津美“いいよ。明日、朝はやいんだから。”
陸“じゃあ…帰るな。”
奈津美“うん。気を付けてね。”
陸“おう。あっ!忘れ物した。”
奈津美“え?”
~kiss~
陸“じゃあな♪”
奈津美“うん…”
最初のコメントを投稿しよう!