第1話 ゲーム開始

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よく漫画なんかで退屈な日常なんてクソだ。 なんていう主人公がいるけど、俺はそうは思わない。 退屈な日常こそが、本当は幸せなことなんだ。 考えてみてくれ。 いきなり、戦争だ!とか言われて戦争に参加させられ、喜ぶやつなんてそうはいない。 いたとしたら、よっぽどの変人か、死にたいと思ってる人間しかいないだろう… だから、俺は思う。 みんながいつも口にする「退屈」 「暇だ」なんて言葉は、ほんの少しの刺激が欲しいんだけ。 なんだかんだで、みんな日常が好きなんだよ。 「大和…大和………大和!」 「いでっ!?」 急に後頭部のあたりに電気が走ったような痛みがした。 「ちょっ!!痛いな!なにすんだよ!」 顔をあげると幼なじみのアキがしかめっ面で俺を睨んでいた。
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