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「なにすんだよ、じゃないでしょ!いつまで寝てるのよ!もう放課後よ!」
「おおー、もうそんな時間か!いやー、昨日張り切ってウイイレやりすぎて、いつの間にか寝てたわ」
俺がそういうと、アキはあきれた顔で言った。
「はあ!?アンタ大丈夫なの?もう試験近いんだよ!」
「あー、まあ、なんとかなるさ。俺って本番に強いっていうか、運がいいっていうか、うん。とにかく、なんくるないさー!」
俺はアキにビシッと親指を立てる。
「はぁー、どこからくるのよ、その自信は…」
そう…俺、常盤大和(トキワヤマト)は高校三年の受験生。
あと3ヶ月で大学受験が待っていた。
「まあ、大和って、本当にやるときはやる男だかんな!」
「お?カズ分かってるねー!」
そう言って、俺の親友カズは笑顔で近づいてくる。
「カズまでそんなこと言うの!?」
「まぁ、俺もそんなに勉強してねーし!」
ガハハハと言った感じでカズは自慢気に笑う。
そして、それを聞いてさらに、あきれた顔をするアキ。
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