3673人が本棚に入れています
本棚に追加
泣き叫ぶ自分の思いを
力づくでねじ伏せて
俺はポツリと会話を
再開させた。
「新規の案件…」
「えっ?」
「たぶん社に戻ったら
部長は新規の案件に
あなたの担当を
振り替えするんでしょう。
俺とあなたを離すためにね。
でも受けて構いませんよ。
明仁さんの案件は
宇佐美さんに
担当が変わっても
もう問題ない所まで
進んでいますし」
たぶんもう二度と彼女と
パートナーを組む事はないだろう。
けれど、やるべき事はやった。
最初のコメントを投稿しよう!