壊された扉

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必死にそう心で 言い聞かせていた時 彼女は俺に疑問をぶつけて来た。 「あの…東雲さん… あなたは… あなたにとっての私って…」 チラリとだけ見た彼女の瞳は ゆらゆらと揺れている。 けれど俺は無表情でそれに答えた。 「今は、あなたは冬木部長と 離れる事だけを考えて下さい」
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