第一話
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--『…抱き枕がないと寝苦しくてね。』 『だ、抱き枕って….』-- --『ほら、早く入りなよ。』 『え、あ…..はい』-- --『……..ああ、やっぱり君は抱き枕にちょうどいいや』 ((…喜んでいいんでしょうか…?)) そっと布団に入って、出来るだけ隅に寄って拓哉に背を向ける。 ズキンズキン、と悲鳴を上げる胸を寝間着の上から押さえつけて、涙に蓋をする様に無理やり目を閉じた。
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