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ピピピピ―
―ピピピピ―
ピピピッ
スマホのアラームを止めゴソゴソと布団から這い出してくる一人の青年
相澤健斗の一日が始まる
身支度を整え朝食も摂らずにアメリカンの単車に跨がり20㎞の道のりを出勤
会社に着くなり課長から呼び出し
どうやら昨日部下に任せた書類にミスがあったらしい
「部下のミスは上司であるお前の責任や 昼までに仕上げてこい」
書類を受け取り自分のデスクへ
すると隣のデスクからこの書類ミスの張本人が
「あっ やっぱミスってました?
俺 細かい仕事向いてないんっすよねぇ
もっとデカイ仕事ならやりがいもあるんすけどねぇ♪」
何?こいつ
小さい仕事もできん奴に大きな仕事を任せられる訳ないやろ!
…と説教したいところやけど こんなポンコツの相手をしてる時間が勿体ない
神様 どうかこんな生産性の無いポンコツをこの世から消し去って下さい。
そう心の中で神様にお願いしながら仕事に取り掛かる
どうにか昼までに書類を仕上げて提出
その後は何事も無く一日の仕事が終了
愛車に跨がり20㎞の帰路に着く
…あぁ…こんな会社早く辞めたい…
そして次の日あのポンコツがやらかしやがった!
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