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……7年前の冬だ。 私は大学受験真っ最中の高校3年生だった。滑り止めの私立大学は既に合格通知をもらっていた。だが、もうすぐ第一志望の公立の試験間近だというのに親不知が急に痛みだしたのだ。虫歯が痛むなら自業自得だ、しかし何故この追い込みの時期に非の無い私が責められるのか腑に落ちないでいた。 授業後の掃除もそこそこに近場の歯科医院に向かう。そこで私はセンセイに出会ったのだ。
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