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「竜太さんは今夜、駅前のホテルに宿泊して明日二人で湖に行こうと思ってるんだ」
美奈子はドキリとした
「だっだめよ、湖に行く道は、まだ雪が多くて危ないわ。それともし良かったら家に泊って貰いなさいよ、ね」
「いいの?お母さんありがとう」
「あちらではお世話になったんでしょう」
「すいません、いきなり来てご迷惑では」竜太は、はにかんだ
その話し方、仕草までもが時郎なのだ
「さあそれじゃ乾杯しましょうか」
「お母さんは乾杯好きだねぇ」
小夜子と竜太が顔を見合わせクスクスッと笑う
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