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「おめでとうございます。元気な男の子ですよ」
とある田舎町の助産院で、男の赤子が産声を上げた。
その子は海(かい)と名付けられ、空気の美味しい大自然の中、芝谷(しばたに)家の次男としてすくすく育ち3歳に成長する。
その頃、都内の産婦人科では、2530gの小さな女の子が誕生していた。
ずっと子宝に恵まれなかった結城(ゆうき)夫妻の元に生まれた待望の赤ちゃん。
その子は藍(あい)と命名され、大切に大切に育てられる。
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