最終章

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『センセイの子供を妊娠して盾にするわ。それでもいい?』 狸の顔がどんどん青ざめる。ならセンセイには問題が無いのだろう。恐らく原因は狸。 『分かりました……』 勝ち目が無いと感じた狸はうなだれた。仮に私がセンセイとの子を身篭ってもセンセイは狸と離婚なんかする筈が無いのに、と心の中で笑う。 「お願い、翔真」
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