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だけど、俺の拳と刀なら
｢うらっ！｣ﾊﾞｼﾝ!!
｢うっ!?｣
俺の拳が勝つんだよ。
え？何でかって？
簡単だ、手袋に触れて刀を振り下ろした攻撃力が無くなったからだ。
0になら1でも勝てるだろ？
｢"シャインランス"！｣
光の槍を2本作って撃つ。
さぁ、どう防ぐ？
｢"ブラストサンダー"！｣
｢くっ!!｣ﾊﾞｼﾝﾊﾞｼﾝ…
2本の雷で撃ち消してそのまま俺に攻撃してきやがった。
クロトよ、何故鳴かなかった？
｢ふみぃ……zzz。｣
寝てやがる…。
前にもこんな事あったなぁ。
｢使い魔は寝てしまったようだね。君達は面白いな。｣
だから、どこがだよ？
｢ふっ!!｣ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ…
三回連撃ならまだ両手だけで防げるさ。
｢"サンダーバレット"！｣
俺の両側から雷の弾丸か…。
シールド張れる時間はねぇし、今これを防ぐと刀でやられるな。
｢いてぇ！｣ﾊﾟﾝﾊﾟｼﾝ…
弾丸が当たった左肩の衝撃が強かったぞ？
さっきより魔力込めてたのか…。
｢"サンダーブラスト"！｣
今度は雷一本と刀か。
なら防げ…
｢は!?｣
左肩が上がらない!?
｢楽しかったよ。｣
雷は右手で無効化したけど、左肩から右腰まで切られたなぁ。
クロトは大丈夫っぽいな。
ちくしょー、いてぇじゃねぇか…。
<海紀>
｢御来の勝ち。次は…。｣
嘘？諒、切られちゃった…。
張られてる結界から出たら治るとは言っても、ちょっとショック…。
｢諒拾ってくるわ。｣
｢うん…お願い、一。｣
前に諒が降参して私があんな事したから、クロト呼んでまで戦ってたのかな？
なんか、悪い事したな…。
後で謝ろっか。
｢ほらよ、諒拾って来たぞ。｣
｢ありがと…。｣
まだ気絶してるんだね。
切られたダメージはすぐには抜けないか…。
とりあえず、膝枕してあげよ。
｢ごめんね、諒。｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
当然聞こえてないと思うけどさ。
起きたらまた謝ろ。
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