諒と…

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ピンポーン…救世主が来た! 「ほら海紀、お客さんだよ//?」 「今はこっち、へへ。」 なんでだよ! 「目開けてくれないと…私、嫌いになっちゃう…。」 えぇ、それは嫌だ…。 「わ、わかったよ//」 そーっと開けよう。 「はい、よくできましたー。」 後ろから抱きつかれてるから普通は見えないか。 気が動転してたな…。 「目開けたから、早く服着て//?」 「うん、ちゃんと約束は守るよ!」パッ… ふぅ、やっと離れてくれた。 まだドキドキしてる…// 海紀が着替えてる方とは反対向いてるよ? 「パジャマ着たよー。」 やっと着てくれたか。 「それで、俺を呼んだ訳は?」 「あ、そうそう。クッキー焼いてみたの!!」 チョコとプレーンの2つのクッキーが乗った皿を持ってきた。 「食べて?」 「うん、いただきまーす。」パクッ… あ、美味しい。 「どう?どう?」 「めっちゃ美味しい!」 「えへへ//ありがと♪」 やばい、手が止まらない。 「海紀も食べたら?」 「私、練習で作りすぎちゃって…。」 「そっか。それじゃ、全部食べよ!」 「うん、食べて食べて!」 __________________ ほんとに全部食べちゃった…。 腹が苦しい…。 「大丈夫?」 「うん、大丈夫。」 正直めちゃくちゃ苦しい…。 「ならいいんだけどね!」 「ご馳走様でした。それじゃ、俺戻るね?」 もう8時回ってるし…。 「わかった。それじゃ、また明日ね!」 「うん、また明日。」 さ、戻ってさっさと寝よ…。
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