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昨日のクッキーが残ってて朝ごはん食べれなかった…。
今は海紀を起こしにきた。
寝起きが良くないんだよなー…。
ピンポーン「……。」
ほら、やっぱり返事がない。
ピンポーン…ガチャ「聞こえ…てるよ//?」
あれ、珍しく起きるのが早いな。
それよりも
「なんで顔赤いの?」
「えへへ、それはね…//」
ん?なんか取り出して来た。
って、これは
「昨日のじゃないか!!」
「これで遊んでたら、気持ちよくなっちゃって…//」
「はぁ…早く着替えなよ。もう8時近いぞ?」
「うん、わかってる…//」
海紀は部屋に戻った。
朝から平常通りだな、うん。
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今、学園までの道のりを走ってる。
何故かって?急がないと遅刻するからだ!
学園の敷地内には転移防止の結界が張ってあるから使えないんだよ。
「遅刻しちゃうよー!!」
「誰のせいだと思ってる!?」
「これ!」
「だから何で持ってきてんのさ!!」
海紀はほんとによくわかんない!
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「なんとか、間にあったね…はぁ…はぁ…。」
「使うのやめとこうな?はぁ…はぁ…。」
ギリギリ時間内に教室入れた。
「ねぇねぇ、諒?はぁ…。」
「な、なんだよ、海紀。はぁ…はぁ…。」
「私、今…えっちく見えない?はぁ…はぁ…。」
まぁ、汗流して息乱してたらそう見えるんだろうな。
でもなんでその発想になるんだろう?
「少し、だけな…。」
「ふふ、そっかそっか♪」
なんでそんなに満足そうなんだよ…。
「席つけー。今日は午後実技あるからな。解散。」
いや、俺達席ついてないけど?
「おい、諒。今日は随分と遅かったじゃねぇか。」
こいつは"瑞騎 一(みずき はじめ)"だ。
赤髪赤目の長身イケメン、筋肉も程よくついてる、けど馬鹿だ。
実技はかなり上位だ、けど馬鹿だ。
「朝からちょっとな。」
「なんか失礼な事考えたろ、諒。」
なかなか勘が鋭いな、けど馬鹿だ。
「それだよ!!けど馬鹿だ、ってのいらねぇ!」
「朝から煩いぞ、一。」
「誰のせいだよぉぉ!!」
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