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「それよりよ、海紀ちゃん朝からなんかエロいな。」
「うらぁ!!」
パシッ「お前のパンチなぞ恐るるにたらん!」
弾かれた…。
くそぉ、攻撃力が欲しい…。
「ちっ、朝っぱらから人の彼女をそういう目で見んじゃねぇよ。」
「ははは!悪い悪い。」
全然反省してないな、こいつ。
あ、馬鹿だからか。
「だからそれいらねぇっつの!!」
俺にはこんな事でしかこいつに攻撃できねぇよ…ったく。
「え?何話してるの?」
「海紀ちゃんはエロいなって話。」
そのまま言うんじゃねぇ!
「やだぁ~//」
なんで満更でもなさそうなんだよ!!
「でも、私は諒の女だからね?昨日だって…ポッ//」
口でポッなんて普通は言わねぇよ。
「何?なんかしたのか!?」
「あれは…海紀がいけないんだ…//」
思い出したらまた顔が熱くなってきた//
「あー、また照れてるぅー。可愛いなぁ、もー。」
「う、うるさいっ…//」
「俺も、彼女欲しいなぁ。」
一、お前には一生できない事を願うよ。
切実に、そう切実に…。
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「よーし、そんじゃ説明始めっぞ。
よく聞いとけよー。」
今は午後の実技で第2訓練場にいる。
担任の榊先生は意外にもこの授業の担当。
魔武器作成とか、使い魔召喚とかも担当してるから意外とデキるのかもな。
「戦え、以上。」
簡単すぎてよくわかりませーん!
「てことは、去年と同じだな。」
「そうみたいだね。諒、早く席行こ?」
「あぁ、行こうか。」
「い、イくの?そ、そんなぁ//」
「違う!席に座りに行くの!」
去年と同じか…だったらわかるわ。
今はよくわかんない男子同士がやってる。
同じクラスだけど、まだ進級したてで覚えてないんだ。
「んじゃ、次は瑞騎 一とマチョ子な。」
「ま、マチョ子だと!?」
どうした、一?
「どしたの、一?」
「あいつ、ちょっと苦手なんだよ…。」
「お前、苦手な奴とかいるんだな。」
全員にフレンドリーだから、苦手な奴いないと思ってたわ。
「当たり前にいるさ。けど、まさかマチョ子とは…。」
「よくわかんないけど、ドンマイ?」
海紀はやっぱりいい奴だな。
「ぷふっ、どーんーまい!」
「うぜぇ!」
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