実技授業にて…

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「それよりよ、海紀ちゃん朝からなんかエロいな。」 「うらぁ!!」 パシッ「お前のパンチなぞ恐るるにたらん!」 弾かれた…。 くそぉ、攻撃力が欲しい…。 「ちっ、朝っぱらから人の彼女をそういう目で見んじゃねぇよ。」 「ははは!悪い悪い。」 全然反省してないな、こいつ。 あ、馬鹿だからか。 「だからそれいらねぇっつの!!」 俺にはこんな事でしかこいつに攻撃できねぇよ…ったく。 「え?何話してるの?」 「海紀ちゃんはエロいなって話。」 そのまま言うんじゃねぇ! 「やだぁ~//」 なんで満更でもなさそうなんだよ!! 「でも、私は諒の女だからね?昨日だって…ポッ//」 口でポッなんて普通は言わねぇよ。 「何?なんかしたのか!?」 「あれは…海紀がいけないんだ…//」 思い出したらまた顔が熱くなってきた// 「あー、また照れてるぅー。可愛いなぁ、もー。」 「う、うるさいっ…//」 「俺も、彼女欲しいなぁ。」 一、お前には一生できない事を願うよ。 切実に、そう切実に…。 __________________ 「よーし、そんじゃ説明始めっぞ。 よく聞いとけよー。」 今は午後の実技で第2訓練場にいる。 担任の榊先生は意外にもこの授業の担当。 魔武器作成とか、使い魔召喚とかも担当してるから意外とデキるのかもな。 「戦え、以上。」 簡単すぎてよくわかりませーん! 「てことは、去年と同じだな。」 「そうみたいだね。諒、早く席行こ?」 「あぁ、行こうか。」 「い、イくの?そ、そんなぁ//」 「違う!席に座りに行くの!」 去年と同じか…だったらわかるわ。 今はよくわかんない男子同士がやってる。 同じクラスだけど、まだ進級したてで覚えてないんだ。 「んじゃ、次は瑞騎 一とマチョ子な。」 「ま、マチョ子だと!?」 どうした、一? 「どしたの、一?」 「あいつ、ちょっと苦手なんだよ…。」 「お前、苦手な奴とかいるんだな。」 全員にフレンドリーだから、苦手な奴いないと思ってたわ。 「当たり前にいるさ。けど、まさかマチョ子とは…。」 「よくわかんないけど、ドンマイ?」 海紀はやっぱりいい奴だな。 「ぷふっ、どーんーまい!」 「うぜぇ!」
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