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一はなんだかんだとぐちぐち言いながら中央に出てく。
「ふふ、まさか瑞騎さんと試合なんて。これも運命かしらぁ。」
「絶っ対にないから安心しろ。」
あ、あれがマチョ子か…?
背は180ある一より高いし、190はあるか?
それに全身の筋肉で制服がパツパツだ…。
スカートだからやっぱり女子なのかよ。
インパクトが半端じゃないぞ…。
「うふふ、そう遠慮なさらないでぇ?今から私たちは愛"し合う"のだからぁ。」
「なんか上手く言ったなぁ。」
いや違うぞ、一。
全く上手くないぞ?
あ、馬鹿だからわかんないのか。
それに、一言ずつ何かしらのポーズ決めてるし、怖いな…。
「諒、私達も愛し合お?」
だからって何でオモチャ持ってんだよ。
「先ずそのオモチャ収めようか。それからならまぁ少しはいいぞ?」
「ほんと?えへへ♪」
あ、素直に収めてくれた。
でもさ
「制服脱ごうとするのやめようか!」
「え?愛し合うって体を重ねるって事だよ?それに、今は実技だし。」
「俺は違うと思うし海紀のは保健だ!」
それに、ここじゃ余計ダメだろ!
「むー、仕方ないなぁ…。それじゃあ…」
チュッ「!?」
「これで許してあげる//♪」
あ、あれ?今、唇に柔らかいのが…。
〈海紀〉
あーあ、諒気絶しちゃった…。
初めてだったのかな?
まぁ、私も初めてなんだけどね。
なんだか照れちゃうよ//
「よっこいしょ。」
膝枕をしててあげようじゃないか!
私、優しいよね!ね!?
でも、膝枕の方が照れないのはなんでだろう?
母性本能かな?
「ふふ、寝顔可愛いなぁ…。」ジュル…
いけないいけない、涎が出てた…。
あー、諒可愛いなぁ。
食べちゃいたい♪
「あ、そろそろ始まるのかな?」
二人とも戦う構えになったし。
それにしてもあのマチョ子って人、インパクト強いなぁ…。
「うふふ、さぁ始めましょう!2人の人生のストーリーを!!」
「バッドエンドだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
うん、なんか…凄いね。
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