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結局、その後それぞれみんなが持ち場に戻っていく中、私1人だけ岡峰大魔神に
延々説教をされるはめになり、ミケは何度も助けようとしてくれていた
だけど
その説教の内容が、「菫ちゃんばかりいい男が寄ってくるなんておかしい」という内容だったため、口出しできないと思ったのか
見守りに徹し始めた
さっき、幸せにするって、守るって言ってなかった?ミケさん
見てるだけって…
その後、ミケがいると裏方の仕事が滞るということで、私達2人は洗い物係りに任命され、延々皿を洗い続けることに…
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校内放送では、文化祭終了のアナウンスが流れている
「…終わっちゃったね、文化祭」
「うん、終わっちゃったね。今さらだけど、僕、何も見てないや」
「私も全然見てないよ」
言いながら、皿を洗う手は止めない
怖いから、マドちゃんが一緒じゃないと他の出し物を見に行くことはできないんだけど…
不憫すぎる自分に苦笑する
「来年は…一緒に見て回ろうね」
頭上から優しい人の声が聞こえてきて、洗ったお皿を布巾で拭きながら静かにそう言ったミケに視線を向ける
秋の濃い夕暮れを背景に立つミケ
フニャリと笑うミケ
あの日から、ずっと嫌われてると思って
ただ、とにかく謝りたかった
謝って、初めからやり直したいと思っていたのに
まさか、付き合うことになるなんて思いもしなくて
いまだに信じられないぐらい
もう、笑いかけてくれることはないと思っていたから
これからは、その笑顔を守っていくから
ずっと、隣にいさせてね
「いろんなもの、一緒にみていこうね…」
*おまけ 終*
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