12/21
前へ
/176ページ
次へ
「んー、いや。荷物取り行く」 心の底から 帰りたくないと 思いながら答えると、絢斗に笑われた。 わけがわからない、という風に 頭の上に クエスチョンマークを 浮かべて 首を傾ける。 「いや…だって、琉可、お前、 今 すっげえ ”帰りたくない” って 顔してんだもんっ」 そんなに 可笑しかったのか 目尻に涙が溜まっている。 .
/176ページ

最初のコメントを投稿しよう!

121人が本棚に入れています
本棚に追加