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「んな、不機嫌な顔すんなって! ほら、帰んぞ!」 ニヤニヤ笑いながら 背中を押し、 玄関へと 向かうよう促す。 下駄箱に着くまで 笑うことを やめなかった絢斗に 若干の苛立ちを 覚えながら、床に靴を落とす。 チャリンッ 乱暴にしすぎたのか、 靴の中に入っていた ナニカ が 落とした拍子に飛び出た。 「…………………え、鍵?」 .
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