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彼女の柔らかい舌と共に 口内に入ってきたのは、小さな粒。 「んんっ…………?!」 コクリ、唾液と一緒に 飲み込まされた ナニか。 つぅ、と銀の糸を引きながら 離れていく艶やかな唇。 「………ナニ、飲ませたわけ?」 ハメられた、と眉をしかめ 紗織さんを睨みつけた。 突然、視界が波打ち始める。 目が閉じられる瞬間 見えたのは、 紅い唇が綺麗に弧を描く様子だった。 .
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