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あの夜の後にね、あの後に、 と何かに取り憑かれたように ボソボソと 喋り始める。 「突然ね、私のところに来てね、 あの方が 言ったの 琉可が欲しいか、って。 君だけの琉可にしたいか、って。 貴方によく似た顔で 綺麗に笑いながら 聞かれたわ ……とても、びっくりした 私達の関係を、知ってたから。 私のキモチをね、 いとも簡単に見抜いたから… 」 .
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