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急に、視界がぼやけ、 涙が目尻を伝って枕を濡らす。 彼女の涙が、 俺の目に零れ落ちた。 泣いていることなど 一切気にせず 話を続ける。 「もう、一晩なんて嫌だったの… 抱かれているときは、幸せだった 仕事の疲れも、日々の辛さも、 琉可の腕の中なら 全て忘れられた でもね、朝起きて隣の温もりが なくなってることがわかるとね、 ……いつも涙が出るの。」 .
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