机文通、始めました

７

「…………ん、…うん？」

いつも隣にあるはずの
ふかふかの抱き枕が、ない

ライオンの形の
お気に入りの抱き枕が、ない

( ふにゅ、ってした？ ふにゅ、って )

その代わりに 手に触れたのは
暖かく 柔らかいナニか。

そのあとに聞こえた 高めの声。

思考回路もままならない状態の
頭で一生懸命に考える。

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