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「おう、起きろ!もう昼だ!
飯食おうぜ、飯!」
「おかあさん 作ってくれたよ!
琉可ちゃん、いこ!」
少し冷たい湿った 小さな手に引かれ
寝ぼけたまま 階段を下りる
リビングの扉を開けると
和風だしのいい香りが漂った
「あら、起きたの?おはよう。
もう、おそよう かしら?」
ふふっと笑いながら、
昼食の支度を進めているのは
絢斗の母親の 奈央さん
「ゆず、琉可ちゃんの隣にすわる!」
手を引かれて 食卓につく
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