4/8
前へ
/176ページ
次へ
「おう、起きろ!もう昼だ! 飯食おうぜ、飯!」 「おかあさん 作ってくれたよ! 琉可ちゃん、いこ!」 少し冷たい湿った 小さな手に引かれ 寝ぼけたまま 階段を下りる リビングの扉を開けると 和風だしのいい香りが漂った 「あら、起きたの?おはよう。 もう、おそよう かしら?」 ふふっと笑いながら、 昼食の支度を進めているのは 絢斗の母親の 奈央さん 「ゆず、琉可ちゃんの隣にすわる!」 手を引かれて 食卓につく .
/176ページ

最初のコメントを投稿しよう!

121人が本棚に入れています
本棚に追加