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馬鹿と天才は紙一重って言うしな…と 何やらブツブツ言いながら、ため息をつく絢斗 「夏休み中の服。ないんだろ? うちにあるのじゃ、もう足りないだろ? それを 今から買いに行くの。わかる?」 なるほどと、こくこく、頷く。 ( なんだそういうことか、 それならそうと言ってくれればいいのに ) 俺の顔を見て、もう一度ため息をつくと 「話の流れでわかるだろ、普通…」 と心の声に返事をされる。 心の中で言ったはずなのに、 どうやら絢斗には伝わったらしい。 .
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