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カラン、と乾いた音をさせて こじんまりとした店の扉を開ける。 「いらっしゃいま、…あれ?絢斗じゃん」 入ったのは どうやら 絢斗の知り合いの古着屋だったらしい ドアを開けてすぐ 久しぶり~と 話し込む絢斗を横目に 適当に選ぶと レジへ向かう 店員の ありがとうございました、の 声と同時に、隣で話し込んでいた絢斗が 「相変わらず 服に執着がねえな、 センスは無駄にあるのに……」と ぼやく声が聞こえる 「絢斗、喉かわいた」 俺の言葉を合図に、じゃまた と 手を挙げ、店を出た .
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