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テキパキと帰り支度をする 絢斗を横目に、ノロノロと 唯一の持ち物である、 ノートと筆箱を 鞄にいれる。 「ほら、琉可!帰るぞ!」 俺よりも早く支度が終わった 絢斗は そう言って俺の腕を掴む。 絢斗は 運動神経抜群なのにも 関わらず、友達のいない俺のために 部活にも入らず、俺と帰る。 ( ……本当、世話好きだな。) .
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