机文通、始めました

３

「………またかよ、本当 悪趣味」

小さい声で そう呟くと
俺は その部屋を通り過ぎ、
角の部屋へと歩みを早める。

バタン、と大きな音を立てて
部屋の扉を閉める。

ネクタイを外し、制服を脱ぐ。
指定のシャツを脱いだと同時に
部屋に父さんが入ってきた。

「帰ったなら、声をかけろよ。
後で、私の部屋へ来なさい。」

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