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大きな机に腰掛けた父さんは 使用人を指差し、俺を見る。 「お前の仕事だろ?」 胸糞悪い笑み 浮かべながら 毎回同じ言葉を吐く。 精一杯睨みつけながらも、 足は ベッドへ向かう。 悔しくて、手に力がこもる。 「……………くそが」 そう小さく呟くと、 苦しそうに 眉をひそめた ベッドの上の彼女に 近づく。 .
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