机文通、始めました

３

「……別に。なんとなく？」

普段は遅刻ギリギリに登校の俺が
珍しく誰よりも早く教室に居たため、
他のクラスや 他学年からも
生徒が集まり周囲は騒ついていた。

周囲の喧騒に 不機嫌な俺を見ると
絢斗は、廊下や教室の騒ぎを
慌てて抑えていた。

朝から 無理やり起こされ、
最悪な寝起きだった 俺は
担任がくる前に鞄を持ち、
教室を出て ある場所へ向かう。

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