机文通、始めました

３

コンコン ガチャリ

一応 ノックはしたものの、
絢斗の返事は待たずにドアを開ける。

「お、来た。早かったな」

勉強机に向かっていた絢斗は
首だけ こちらにひねる。

「…うん。」

制服のブレザーを脱ぎながら
中央にある 丸いクッションに座る。

ビーズクッションの
どの位置からでも座れる
俺のお気に入り。

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