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我慢の限界を感じた俺は 寝息を立て始めた絢斗を 横目に、 その辺にいたクラスメイトに 話しかけた。 保健室へ行く、と伝言を頼み 校舎へ入るフリをして 裏道を通って 旧校舎へ向かった。 建て付けの悪い戸を開け、 涼しい 教室に入る。 「…………ふう。」 窓を少し開けて ソファに座ると、 心地よい風が 頬を撫でる。 .
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