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並の人とは 桁外れの記憶力を 限界まで使ったが、この学校の 女の子とは 誰一人として 夜を共に過ごした記憶は、ない。 「……や、会ったことないし。」 運命の人、と書かれた返事に 思わず ツッコミを入れてしまう。 机の向こうの ”君” は 何を想って 運命の人 と書いたのか。 何故、この場所を知っているのか。 ……….何故、俺なのか。 様々な疑問が 次々と浮かぶ。 ひとりで 悶々と考えているうちに、 授業終了のチャイムが鳴った。 .
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