第12話 爆弾……

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俺は美優を椅子に座らせて待たせることにして、受付をしてくることにした。 その時に事前に書いておいた手紙を美優にバレないように渡した。 そして、小声で「大きな声では言えない事情があるので、これを医師にお渡しいただけますか?」とお願いをした。 その手紙を見た受付の方は、作り笑顔で対応しようとしているものの、かなり困惑した様子で顔が引きつっているのが分かった。 ……大丈夫かな? ちゃんと渡してくれるのだろうか? 受付の方の反応を見る限り、あまり大丈夫そうには見えなかった。 やはり無理なお願いだったのだろうか? だが、その無理をやってくれると信じるしかなかった。
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