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出来るだけ簡潔に解りやすく書こうと思って筆を走らせた。
だが読み返してみると、上手く伝えられる文章とは思えなかった。
何度も書いては消して、また書く。を繰り替えした。
おかげで時間が掛かってしまって、書き終える頃には夜中の二時を回っていた。
手紙を書いている間は美優は錯乱することもなく、ちゃんと寝ているかのように見えた。
さて……こんな時間か……
美優も落ち着いて寝ているし、俺も寝るか……
そう思いながらも、フッと美優に目をやると例のアルマジロのような恰好をしていた。
先ほどまでは落ち着いていたのに……
どうやら……例の悪夢が始まったようだ。
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