第12話 爆弾……

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美優……… ……誰がやったかは分からないが、何かされたのは間違いない。 悪夢の中での話であってほしいが…… ……誰かに言われなければ、『淫乱』なんて言葉を美優が知るはずがない。 ……くそ! なんで美優ばかりがこんな目に遭わなきゃならないんだ! なんで…… 俺は涙が止まらなかった。 すると、俺の頬に何か温かい人肌のような感触が…… それは美優の指だった。 美優は、俺の頬に流れる涙を人差し指で拭ってきたのだ。 「……パパ、泣いてるの?」 美優は幼児化していた。
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