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美優………
……誰がやったかは分からないが、何かされたのは間違いない。
悪夢の中での話であってほしいが……
……誰かに言われなければ、『淫乱』なんて言葉を美優が知るはずがない。
……くそ!
なんで美優ばかりがこんな目に遭わなきゃならないんだ!
なんで……
俺は涙が止まらなかった。
すると、俺の頬に何か温かい人肌のような感触が……
それは美優の指だった。
美優は、俺の頬に流れる涙を人差し指で拭ってきたのだ。
「……パパ、泣いてるの?」
美優は幼児化していた。
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