第12話 爆弾……

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「痛いの痛いのとんでけ~」 美優は満面の笑みで『とんでけ~』と手を振りかざした。 前にも……美優が小さい時にこんなことがあったな…… それは美優が母親がいないことに疑問を持つ年頃になって、「ママは天国にいるんだよ。」という話をした時のことだ…… 本当に美優が幼児化してしまっている。 そう感じさせる行動だった…… 美優の取った行動に、俺は自分の感情を制御することは出来なかった。 俺は美優をギュっと抱き締めた。 「どうしたの? パパ?まだ痛いの?」 そう言うと美優は一生懸命に俺の背中を擦っていた。 俺は涙が止まらなかった……
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