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嘘だとすぐバレるんじゃないかと感じた。
だが、美優は納得したのか表情が緩やかになった。
「そうだったんだ……」
「そうだよ。
……さぁ、行く準備して。」
美優は俺の嘘を簡単に信じた。
嘘を言ってごめん……
悪いことをしているつもりはないけども、簡単に信じ込む美優を見ていると後ろめたい気持ちになって仕方がなかった。
美優が準備をしている間に、俺は他にもやらなければならないことがあった。
それは会社に電話をして休みを貰うことだ。
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