あらすじ

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そして家族全員でその九死に一生を得た。 そしていつからか適応者はデュナミストとも呼ばれるようになっていった。 そんなある時ある人はこう考えた。 もしも実験台にされた人が……そうだな、あんまり政治的にも経済的にも力の無い人はこの力を持ったなら、何をするんだ? そのつぶやきから、戦争が、世界の至る所で政府を襲う反乱が起こった。 その戦争はデュナミストが、いや、セカンドヒューマンと名乗った始まりだった。 「我らは選ばれし適応者!第二世代目の人だ!セカンドヒューマン誕生だ!」 この戦争の最初はセカンドヒューマンの劣勢からのスタートだった。 能力の使い方がわからない人が多かったのだ。 俺たちはいつ殺されるのか、また見つかるのか、そして見つかったら何をされてしんでいくのか、死に怯えながら…それは食事も喉を通らないほど、ひっそりと静かに… 場所を点々としながらまた能力を使えるように訓練しながら暮らしていた。 だが、そんな危険な暮らしはすぐに見つかってしまう。
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