第1話

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Sside えっと~……只今困惑しております。説明しますと…蒼くんのお父さんに報告して…許可は出たんですが……なぜまた着ないといけないんでしょうか…… S「えっと~…」 「やっぱり見てみたいんだ!翔の女姿をな!!」 O「オイラも見たい!!」 S「うぇ!?」 蒼くんまで!? 「翔、頼む!!私の我が儘を聞いてくれないか?」 でも、蒼くんのお父さんのお陰で蒼くんに会えたし……お願い聞いても良いっか S「分かりました。」 「そうか!ありがとう。翔だけじゃなく蒼にもやらせるからな。」 O「うぇ~俺もかよ……」 「別にやらなくても良いぞ。翔と二人っきりでやるから。勿論着替え手伝ってやるからな。」 S「え!?」 O「そんなの駄目だ!!翔くんはオイラのだからな!!」 「だったら文句言わずやりなさい。」 O「クッソォ~」 仲が良いんだな……皆…元気にしてるかな?……会いたくなったなぁ~ O「翔くん?」 S「なんにもないよ。」 O「……翔くん、我慢しなくても良いんだぞ?もう翔くんを縛るものはないんだぞ?」 S「蒼くん……」 確かに前の人達とは違う。でも…… O「翔くん。どんな事があったか知らないけど……もう羽ばたいて良いんだぞ?翔くんを邪魔する奴もいない。もし邪魔するやつがいたら、オイラが守るよ。」 S「蒼くん……俺……村に帰りたい。」 本当は村に帰りたい。そう前の人たちに話しても聞いてくれなかった。だからもう諦めていた。けど蒼くんは違う。俺の願いを聞いてくれる。 O「うん。わかった。世界を回るときに行こう。翔くんの故郷に。」 S「ありがとう…蒼くん…」 O「泣くなよ~翔くん。」 S「だってぇ~…」 蒼くんの言い方超男前な言い方だから、カッコよすぎだよ~ 。
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