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「そこどいて!おチビちゃん!!」
「はーぁい?だぁれがチビだってぇ…このクソがぁ!!!」
奈緒の上に落ちそうになっていた少年に向かってドロップキックなんていう高度な技を繰り広げようとしている彼は、チビと言われたことと編入生がなかなか来なくてイライラしていたのが重なってイラついていた故のドロップキック。
その技がいい具合にヒットし、彼の上に落ちそうになった少年は本当にいい感じに飛ばされた。
「うッ……」
その反動がすごいのか、お腹を押さえて呻き声をあげた彼に偉そうにいう奈緒はやはり性格がねじ曲がっているのだろうか。
「ふん、そのぐらい避けなくてどーするのさ」
「そう、だね。ごめんな」
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