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「まぁとにかく中を確認したら?」
「そうだね!」
そういって私は鞄から封筒を取り出した
「6通か~手紙なんてベタな告白ね~」
「……ゆっちゃん?」
「ごめんごめん~」
[宮野さんへ]
僕は中学校の時から宮野さんの笑顔が好きです。
宮野さんの声や仕草が可愛らしくて守ってあげたいと思いました。
僕が宮野さんを幸せにします!
だから良かったら付き合ってください!!!
お返事まってます。
佐々木 翔太
「………えっと~?」
「ほーらやっぱり告白の手紙じゃない?むぅどうするの?」
「うーん……どうするって…」
「へ~こんなチンチクリン好きになるなんて物好きもいだんだな?」
「…白月くん!?」
「なによあんた!むぅの恋路を邪魔する気?」
「ち、ちょっとゆっちゃん!」
「別に?世の中物好きもいだんだなってだけ」
「なんですって?むうのどこを
見てそんなことが言えるのよ!
ちっさくてふわふわしてて可愛いじゃない!!!」
ゆっちゃん……………それ褒めてますか?
(ちっちゃくないもん………)
ゆっちゃんの言葉に少し拗ねて頬を膨らませる
「ほら!むうも怒ってるじゃない!」
(違うよゆっちゃん………)
「俺はほんとの事言っただけ~」
「あーもう!こいつ本当にムカつく!!!」
「俺もお前きらい」
ゆっちゃんと白月くんはどうやら相性が悪いようです………
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